映画「聖者たちの食卓」

人種、民族、信仰、階級、老若男女を問わず巡礼者や旅行者などに1日10万人に無料の食事を提供しているのが、インド北部国境近くにあるシク教総本山ハリマンディル・サーヒブ(通称:黄金寺院)です。

ここでの一日を映像化した映画「聖者たちの食卓(原題:Himself He Cooks)」を新潟・市民映画館シネ・ウインドで観てきました。

2015-01-12 12.01.58_R

うず高く積まれた食材や燃料、巨大な鍋、想像を超えるほどのたくさんの人に圧倒されます。

調理や給仕、片付け、寺院の清掃などは、びっくりするほど大勢の人々の無償労働で成り立っています。
作業を黙々としている人の脇で何もしないでいる人が居るからといってそれを咎めることもなく、「やってやってる、やらされている、やらせている」という感じが全くしません。作業の役割分担も無理のないように工夫がされていますし、作業をする人々の表情はとてもゆったりと自然な感じがして、一つの生き物が本能で動いているかのように集団の営みが成り立っているのは驚きです。

また、みんなで作ってみんなで食べるという様子は私達の生活から縁遠くなっているように思いますが、あらためていいものだなと感じました。

映画はナレーションやインタビューなどの音声やテロップなどの説明はなく、ただただありのままの姿を切り取っています。

人々の動きから発する喧騒は心地よく、映像は光と影のコントラストや色彩や構図が美しくどのシーンも絵になる見応えがあるものでした。

映画「聖者たちの食卓」公式サイト

コメントを残す