大きな魚をつかまえよう ~リンチ流アート・ライフ∞瞑想レッスン

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また超越瞑想(TM)に関する本です。

“超越瞑想 癒しと変容 精神科医が驚いた効果と回復”はTMの効果を主に扱った内容、“超越瞑想 存在の科学と生きる技術”はTMそのものの考え方やその技術の活かし方について扱った内容でした。

今回の大きな魚をつかまえようは映画監督として有名なデイヴィッド・リンチが、映画や音楽や写真、絵画などの創作活動に関するエピソードを、自身のTMの体験を織り交ぜながら、アートに関するひらめきや発想について語った本です。

この本は、2~3ページのエピソードにより、散文的に構成されています。

デヴィッド・リンチ監督のユニークな人柄と創作への考え方が面白かったです。

自分が映画館で観た唯一の彼の映画は“デューン 砂の惑星”でした。正直この映画は面白くなかったです。エレファントマンなどの映画の監督とは別な人なのかなとか思ったくらいです。

この本でも配給会社との力関係で、自身が望まない映画となって
しまったと語っていたので、やっぱりそうかと納得してしまいました。

TMは心を落ち着かせ、発想やひらめきを豊かにする効果があると言われますが、瞑想すれば泉のようにアイデアが溢れ出してくるというものでもありません。彼自身もそんなことは滅多にないと語っています。

彼は瞑想によって、心の奥深くでの小さな動きや、普通では見落としてしまいそうな小さな発想を、うまくつかまえます。このことは彼が語っている、“もっと大きな魚をつかまえたいなら、もっと深いところへ潜らなければいけない”を意味しているのかなと思います。

しかし、それだけですぐに形にできるようなアイデアにはならないようです、それを長い時間かけて成熟させて、ようやく創作の中に取り入れることができるのでしょう。

また、TMは彼のいろんな失敗やトラブルをうまく解決していくためにとても役に立っているようです。

僕はこの本を読んで、TMを実践すると発想が豊かになり、本当に微細なひらめきをうまくとらえるようにできるだけではなく、どんな困難に遭っても負けない心を持つことができるのではないかと感じました。

僕自身はとても創造性に乏しい人間なのではないかと思っていたりもします。

しかし、これは本当に創造性がないのではなく、創造につながる自分の中の微細な動きがとらえられないでいるからなのではないかと思い始めました。

また、何かしようと考えるときも、常に「だって」とか「でも」を真っ先に思ってしまいますが、そうした発想ももっと自分や周辺に有益な考え方に向けることができるのではないかと思います。

この本は自分に、TMの実習を受ける決断を後押ししてくれました。早速今年の秋に実習を受けることにしました。

経済的な事情で家族全員が一度に受けるわけには行かないので、次は息子に受けさせたいと思っています。

 

大きな魚をつかまえよう―リンチ流アート・ライフ∞瞑想レッスン [単行本]

デイヴィッド リンチ (著), David Lynch (原著), 草坂 虹恵 (翻訳) 

 四月社 2012/04

【おまけ】

これまでの記事にも少し触れてありますが、デイヴィッド・リンチ監督は、学校や戦争のPTSDに苦しむ帰還兵などがTMを実践できるように支援をするデイヴィッド・リンチ財団を設立し、精力的に活動もしています。

デイヴィッド・リンチが2007年アメリカのボストンにあるマハリシ経営大学での講演も紹介しておきます。

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また、この本を読んでいる頃に、ちょうど彼のCD“The Big Dream”が発売されました。試しに買ってみました。アンビエントな雰囲気ですが、変化に富んでいてなかなかユニークなアルバムで結構気に入っています。

THE BIG DREAM

DAVID LYNCH

BEAT RECORDS / SUNDAY BEST

2013/07/10発売

 

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