劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 後編 永遠の物語

“絶望と悲しみに打ちひしがれた魔法少女たちの魂に救いはあるのか?”

【あらすじ】

自分を追い込むように魔女と戦い、人を助けた分、それだけ自分の中に恨みが蓄積し、彼女の肉体から魂を切り離し閉じ込めたソウル・ジェムに汚れが溜まり、さやかは魔女になってしまう。

前にさやかと衝突していた杏子はさやかを救おうとまどかの協力を得て、魔女に変わったさやかと戦うが、普通の戦いでは歯が立たず、魔女となったさやかを自分の命とともに消滅させる。

その後、ほむらがまどかのクラスに転向してきた日に戻る。しかし、ほむらは前編のときとは違い、身体が弱く内向的な雰囲気だった。

ほむらの魔法は時間を自由に行き来することができる。たった一人の友達まどかを救うことが彼女の願い。

ほむらは何度も時間を行き来して、まどかとの出会いを繰り返すが、結局まどかのソウル・ジェムは穢れが飽和し、魔女になり死んでしまう結末を迎えるばかりだった。

そして、最凶最悪の魔女“ワルプルギスの夜” がまどかたちの住む街にやって来る。

まどかやまどかの家族、街の人々は異常気象ということで避難所に避難し、ほむらは一人でワルプルギスの夜に戦いを挑む。

【映画を観て】

人を魔女から救い幸せにするといいながらも、幼馴染の恭介が親友の仁美と付き合ったり、肉体と魂が切り離されてしまったことなどに絶望したさやかは、もう報われることのないと希望を失ってしまったところはとても痛々しい。

そして、これまでさやかと衝突していた杏子も初めての友達への愛情が強かったのでしょうね。

キュウべえたちの目的は、魔法少女が魔女となる時に発せられる膨大なエネルギーを回収することでした。

魔法少女の運命や末路の全てを知ってしまったまどかは悲しみに暮れてしまう。

ほむらは“まどかが魔女になってしまう結末から救いたい”という願いを果たすために時間を繰り返す。繰り返せば繰り返すほど彼女の思いはどんどん強くなっていき、キュウべえが“まどかはとてつもない力を持った魔法少女になる”と言った理由が明らかになっていく。

ワルプルギスの夜に立ち向かうほむらは結局無力のまま傷ついてしまう。

避難所から抜け出しほむらを助けに行こうとするまどかに母親が声をかけます。マミが行方不明とされていることや、さやかの原因不明とされる死についてまどかが何か知っていて、出ていけばまどかの命も危険にさらされると感じていながらも、娘の成長を信頼し、送り出すところは潔かったと思う。

“現在、過去、未来の全ての魔法少女を絶望から救う”という願いと引換にまどかはキュウべえと契約し、魔法少女となり、ワルプルギスの夜を打ち倒す。

しかし、まどかの願いは宇宙の法則を変えてしまい、彼女の存在も記憶は誰からも忘れられてしまう。

ほむらが繰り返した悲しみや絶望の底に沈んださやかの魂はまどかによって報われたところは良かったと思う。

ほむらとまどかの思いの強さはほむらにだけ記憶を残すところや、まどかの母親が“まどか”という名前に懐かしさを感じると語るように、知覚できなくてもまどかがみんなのそばに存在しているというところも感動できる。

 

2012年10月13日 T・ジョイ新潟万代にて鑑賞

おすすめ度:★★★★☆4.5
トイレに行きたいからって、エンドロールの途中で席を立っちゃダメだよ。サプライズが待ってるよ。

 

総監督:新房昭之
監督:宮本幸裕
脚本:虚淵玄
キャラクター創造・原案:蒼樹うめ
異空間設計:劇団イヌカレー
音楽:梶浦由記
出演:悠木碧(鹿目まどか )、斎藤千和(暁美ほむら)、喜多村英梨(美樹さやか)、水橋かおり(巴マミ)、野中藍(佐倉杏子)、加藤英美里(キュゥべえ)
2012年 日本作品

リンク
“劇場版 魔法少女まどか☆マギカ”公式サイト
劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 後編/永遠の物語@ぴあ映画生活

「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 後編 永遠の物語」への7件のフィードバック

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