六畳間の侵略者!? 7.5

【あらすじ】

前の7巻では、ティアを狙うクランが宇宙船から発射しようとした、超時空反発弾を孝太郎が破壊し、その影響でクランと孝太郎は一瞬行方不明になりました。

しばらくすると、これまで敵対しあっていた二人が突如仲良くなって戻ってくるという結末でした。

この巻では、二人が行方不明になってから戻ってくるまでの間に何が起きたのかを描いた物語です。

孝太郎は宇宙の外で謎の意思と対話をした後、孝太郎とクランは二千年前のフォルト―ぜ(ティアやクランの故郷)に飛ばされていたのでした。

そこで一人の女の子が大勢の兵士や魔術師に襲われようとしています。

悪を見過ごせない孝太郎は青騎士の鎧の力を使い、兵士たちを退け、女の子を助けるのです。

そして、をの女の子はどことなく先輩の晴海に似ていて、“アライア・クーア・フォルトーゼ”と名乗ります。

ティアが脚本を書いた青騎士の物語に登場する姫様と同じ名前であることに孝太郎は驚きます。

国王である父と后の母親を殺され、王宮を負われ、親しい従者を連れて逃亡するアライアに、孝太郎とクランは力を貸すことになります。

 

【読み終わって】

いきなりネタバレですが、ティアの書いていた青騎士物語は架空の物語だったのですが、まさか孝太郎たちの行動そのものが物語になっていたとはビックリでした。

つまり、孝太郎とクランが二千年前のフォルト-ゼに現われなければ、青騎士物語は作られなかったということになりますね。

途中まで孝太郎は劇の台本を基に行動していましたが、途中からアライアの気持ちを察し、孝太郎自身がいかにも騎士らしく振る舞うようになっていくところは面白かったですね。

さすがにスパルタといわんばかりのティアの特訓の甲斐がありましたね。

アライアの仲間が六畳間の人々に似ているところもいいです。特に馬の後ろ足の役だった魔法少女のゆりかに思考が似ている魔術師が馬に化けていたとか、設定が上手いですね。

クランもやむを得ず孝太郎と元の世界に帰れるように協力し合いますが、少しずつ孝太郎が気になってきているところもこれから楽しみです。

アライアや宇宙の源流に存在していた意思と孝太郎や晴海との関係はますます謎めいてきましたね。

結局は、青騎士物語のストーリー通りに事が運ばなければ、元の時間世界に帰れないのでしょうか。

この次、本編の続きの8巻を読むか、この物語の続きの8.5巻を読むか悩ましい。。。

2012年10月12日読了

★★★★☆

六畳間の侵略者!? 7.5
健速 (著), ポコ (イラスト)
ホビージャパン  HJ文庫
2011年04月28日発売

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