憑物語(つきものがたり)

【あらすじ】
阿良々木暦は高校3年の2月に入りひたすら受験勉強の追い込みに入っています。

しかし、栂の木二中のファイアーシスターズこと妹の火憐と月火は毎朝、兄の暦を起こしに来ます。

ジョギングに出かけた火憐が帰ってきた後、お風呂に入れるようにと暦は風呂を沸かしますが、なぜか月火と一緒に入ることになります。

そして、風呂場でふと鏡を見た時に自分の姿が鏡に映っていないことに気づくのです。

鏡に映らないというのは吸血鬼の特徴の一つです。

もしかしたら自分の吸血鬼化が進んでいるのではないかと、影縫余弦とその式神である斧乃木余接にそのことについて相談しようとします。

しかし、余弦は不死身の怪異殺しの専門家です。暦は以前月火が襲われたことを警戒して、二人の妹を後輩の神原駿河の家に泊まりに行かせます。

そして、暦が影縫達と合流している間に、神原と二人の妹は何者かによってさらわれてしまいます。

 

【感想】

ネタバレすると、この物語シリーズはあと2巻で完結する予定です。

暦が起こされてから、月火と風呂にはいるまでの会話はメチャメチャ笑えます。

あの兄妹は変態すぎるよwwww

「間を取って」というのが一緒にお風呂に入るっていう発想の月火ちゃん、おかしいよwwww

そして、デパートのゲームコーナーで暦は斧乃木ちゃんと合流することになるのですが、そこで斧乃木ちゃんがユーフォーキャッチャーの中に入っているというのもおかしすぎる。どうやって入ったのかも気になります。

また、斧乃木ちゃんのテキトーなセリフも無表情で言っているところを思うとおかしいです。

そして、何巻か前から気になるのが、忍野メメの姪を名乗る忍野扇です。暦のことを何でも見透かしているような感じや、なぜ暦につきまとうのかなど不気味ですね。

影縫がかつて斧乃木ちゃんを取り合った手織正弦の登場の動機は意味不明なところがありましたが、暦が考えたように斧乃木ちゃんと暦の間に溝を作るためだったのでしょうね。

しかし、これまでに吸血鬼の力を使い、怪異と関わる少女たちを助けようとしてきて、自分が怪異の方へ近づき、そして怪異と関わった少女たちから少しずつ孤立しつつあるようにも思います。

それにしても暦にデレまくりの戦場ヶ原ひたぎの“こよこよ”には噴いたwwww

 行方不明の忍野メメは見つかるのか、忍野扇の真意、そして暦は怪異からどうやって救われるのか、その時忍はどうなるのか、いろいろな伏線をめぐらして、終盤へのプロローグといえる物語だったでしょう。

2012年10月02日読了
★★★★☆4.5
鬼いちゃんはやっぱり変態だよ。僕はキメ顔でそう言った。

 

憑物語
西尾 維新 (著), VOFAN (イラスト)
講談社 講談社BOX刊
2012年09月27日発売

 

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