宇宙戦艦ヤマト2199 第一章

1974年に放映され社会的現象とまでなった宇宙戦艦ヤマトのオリジナルTVアニメシリーズを基に、新たなヤマトが蘇ります。

オリジナルを大切にしながらも、より深く掘り下げたこのシリーズはRe Originationと呼ぶにふさわしい作品といえるでしょう。

昨日も書きましたが、友達の星鈴さんからDVDをいただきました。嬉しかったので早速観てみました。星鈴さんありがとうございました。

宇宙戦艦ヤマト2199は1974年に放送されたTVシリーズをベースに新しく制作されるアニメです。

今年の春から全国のいくつかの劇場で先行上映が行われ、Blu-rayやDVDも順次発売されています。2013年からはテレビでも放映される予定です。

物語はご存じの方も多いと思いますが、西暦2199年、地球は遠い宇宙のガミラスという国家から攻撃を受けます。地表は干上がり、生態系は壊滅し、汚染されます。

人間は地下に都市を作り生き延びようとしますが、汚染が進みに滅亡の時が近づいてきています。

地球はガミラスの脅威にさらされながらも、大マゼラン銀河の彼方イスカンダルという惑星から技術の給与を受け恒星間航行が可能な宇宙戦艦ヤマトを密かに建造し、地球を元の姿に戻すためのシステムを受け取りにイスカンダルへ向かいます。

このDVDは全26話のシリーズの第1話、第2話が収録されています。

 

【第1話 イスカンダルの使者】

冥王星沖で地球最後の艦隊はガミラス艦隊と決戦に挑みます。しかし、圧倒的な戦力の差で残った艦は沖田十三が指揮する旗艦キリシマと古代守の駆逐艦ユキカゼだけでした。しかしこの決戦の裏に隠された作戦は成功し、艦隊は地球へ帰還しようとしますが、ユキカゼはキリシマを逃がすための囮となり散華します。

一方、火星では古代守と島大介は宇宙船の到着を待ち受けます。

艦隊決戦はとてもスピード感がある映像に仕上がっています。

この物語の舞台背景、沖田十三の人物像が深く掘り下げられていると感じました。ガミラス艦隊に突っ込んでいく古代たちを思いやりながらも、地球のためには彼らを置いて帰還するという決断をしなければいけないという場面では沖田が背負う責任の重さを感じさせます。

後にヤマトの艦医となる佐渡酒造先生が病院で古代と島に一杯やらないかと声をかけるところや、古代の問いかけに対して「・・・・だな」と応える島の様子など、脇役の人物像もよく描写されているように思います。

それにしても火星で古代達が遭遇した女性や、森雪は綺麗ですよね。

 

【第2話 我が赴くは星の海原】

古代達が火星で回収したカプセルの解析が進み、宇宙戦艦ヤマトは完成を迎えます。またそのカプセルにはイスカンダルのスターシアから、地球を再生させるためのシステムを提供するので取りに来て欲しいというメッセージが記録され、ヤマトはイスカンダルへ向かう使命を背負います。

しかし、ガミラスはヤマトの存在に気づいていて、古い戦争で海に沈んだ戦艦に偽装されているヤマトを執拗に攻撃してきます。そのせいで当初予定されていた主な乗員はガミラスの攻撃によりほとんどが死亡してしまい、沖田は新たに人選を行い、古代や島、雪などが抜擢されます。

そして、ヤマトがいよいよ発進するにあたり、エンジンを起動するための電力が足りないという事態に陥ります。

ヤマトの乗員が家族や故人に別れを告げる場面はそれぞれの人柄がよく現れているエピソードでした。そして誰もが必ず帰ってくると口にするというのは、使命を全うしようという責任感を感じさせます。

スターシアのメッセージはオリジナルでも有名ですが、今回あらためて観て、なぜそれだけの技術を持っていながらも地球にやってくることができないのかという疑問を持ちました。

極東だけではヤマトの電力が足りないところで、世界が分断されて連携が取れなくなっていにも関わらず、各地から電力を補い、ヤマトのエンジンを起動させるシーンはいかにヤマトが人類の期待を背負っているか感じさせますね。

そして、ガミラスからの惑星間ミサイルを迎撃しつつ発進するヤマトの勇姿には興奮してしまいました。

 

【観終わってみて】

まず第一印象として、オリジナルを大事にしていて、その世界観や人物像を深く掘り下げ丁寧に作られているなと感じました。

一番感銘を受けたのは、物語の世界観や登場人物の人柄を丁寧に描かれていることでした。

また、技術の進歩で映像や音響が見応えのあるものになっているのは時代の流れで当然のことかと思います。しかしどことなくオリジナルを感じさせる雰囲気を残しているところは上手い作り方です。

そして、音楽はオリジナルの故宮川泰さんの楽曲を使いながら、その息子さんの宮川彬良さんが担当しています。今風の音楽が使われていても、ここ一番というところはお馴染みの曲が流れてくるところは感慨深いです。

リメイクやリニューアルというと、オリジナルに思い入れのある人々の一部には抵抗があるという話を聞いたことがあります。

自分の中では、リメイクやリニューアルというより、造語かもしれませんが「リ・オリジネーション(Re Origination)」と言える作品だと思います。この新たなシリーズは単なる再アニメ化というより、新たなオリジナルと呼ぶにふさわしい作品になるのではないかと期待をしています。

そして、予告にある人類滅亡まであと◯日って台詞を聞いてしまうと、次も観てみたくなりますよね。ということで第二章以降も観ていきたいと思います。

 

【私と宇宙戦艦ヤマト その1】

オリジナルのTVシリーズが放映された当時、私はまだ保育園に通っていた頃だったと思います。ヤマトが放送されるときはちょうど夕飯どきで、夕飯を食べる場所にはテレビがなかったので、いそいでご飯を食べて、途中からヤマトを観るという感じだったかと記憶しています。
当時のオリジナルを観ての記憶は本当にうっすらとしか残っていませんが、やはり沖田艦長の「地球か・・・・・なにもかも懐かしい」という台詞と、静寂ななかで地球が青さを取り戻していくラストは記憶残っています。

小学3年生になり、ヤマトのTVシリーズが映画化されました。当時は夏休みや冬休みになると、友達とさそいあって、町の映画館に子供向け映画の◯本立てを観に行っていました。そこでヤマトの映画を観ましたが、テレビシリーズの記憶がそこそこあったせいか、ずいぶん端折られていて思ったよりもつまらなかったなというのが感想でした。

 

2012年05月29日 DVDにて鑑賞

★★★★★4.5

もう1~2話収録して欲しかったなということで-0.5です。

 

“宇宙戦艦ヤマト2199”公式サイト

「宇宙戦艦ヤマト2199 第一章」への3件のフィードバック

  1. お読みいただきありがとうございました。
    皆様が作品をご覧になられた感想や、宇宙戦艦ヤマトに関する思い出などありましたらお気軽にコメントいただけると嬉しいです。

  2. 喜んでいただけて本当に良かったです!!
    この作品は私がいちばん好きなアニメですからね。
    ちなみに2番目がナディアです。

    やっぱり古いアニメなので、絵の古さや昭和アニメの無茶な設定がネックでしたけど、今作ではそれが見事に修正されていて、本当に素晴らしい作品になっていると思います。

    1. 星鈴さん

      コメントありがとうございます。
      星鈴さんが大事にしている物語を分けていただいたことがとても嬉しいです。本当にDVDありがとうございました。

      星鈴さんがヤマトのことをいろいろ紹介して下さったので、小学校の音楽の先生のことを思い出しました。これはまた後日書きたいと思います。

      本当によくできていて、続きが気になるので第二章は予約しました。

      このくらいのクオリティならTV放映用の構成ではなく劇場用でも十分に通用するレベルです。

      引き続き、続きのソフトが届いたらレビューさせていただきますね!

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