ゴールデンタイム4 裏腹なるdon’t look back

大学生になってはじめての夏のある夜、多田万里は、事故で記憶喪失になる前のリンダとのことを思い出し、その気持をどうすることもできなくなってリンダのもとへ駆けつけようとし、自分の部屋で転倒してしまいます。

翌朝目を覚まして鏡を見ると、唇を腫らした超絶ブサイクな自分の顔が映っています。おまけに発熱までして歩くのもままならず、隣のNANA先輩に助けを求め病院に連れていってもらいます。

病院から戻るとリンダが見舞いに来てくれ、それと交代で香子ややなっさん、二次元くんが見舞いにやってきます。そしてなんとなく子と夏に海に行く話が持ち上がりますが、バイトをしていない万里には二人で海に行くお金がありません。

香子は海に行くお金は自分が全部出すし、少しでも一緒にいたいからバイトはしないでと万里に頼みます。

しかし、万里だって男の子ですからいいとこ見せたいと思い、香子に内緒でNANA先輩から紹介されたバイトをすることにします。しかし、そのバイトにはリンダも一緒だったのです。

 

まあ、いつもいつも。本当に真面目に学校行ってんのかな?って感じますよね。

そういうゆるい学生生活はさておき、今回の香子の熱愛っぷりはすごかったですね。

“1秒でも多く万里と一緒にいたいからバイトはだめだとか、万里と一緒でないときは四六時中万里のことばかり考えていて、自分の気持が押さえられず、一歩間違えばストーカーにまでなりそうだよ”と、好きすぎておかしくなりそうだとストレートに気持ちを万里にぶつける香子ですが、彼女らしいといえば彼女らしいし、若々しい恋心ですよね。

また、終盤では万里が記憶を無くす前のとリンダとのことを知ってしまった香子の悲しみ、蘇った記憶からリンダの存在を求めながらも、その気持ちに決別しようと、リンダに会いに行って話をする万里の苦しみや痛み、感情が一気に爆発するって感じで劇的でしたね。

バイトやお見舞いのシーンではソフトにコミカルに笑わせておいて、香子や万里の感情が爆発する激しさとうまくメリハリを作っている竹宮先生はやっぱり読ませますよね。

リンダは万里のことを好きではなかったと言っていたんだけど、本当なのかな?って思わせるあたりが次の話しへの引きなんでしょうかね。

駒都先生のイラストも巻を重ねるごとにいい感じになっているように思います。

 

2012年03月21日読了

★★★★★

バイト終了後やなっさんはどんな格好で帰ったのか気になるよね。
ゴールデンタイム 4 裏腹なるdon’t look back
竹宮 ゆゆこ (著), 駒都 えーじ (イラスト)
アスキー・メディアワークス 電撃文庫刊
2012年3月10日発売

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