STAR WARS エピソード1 / ファントム・メナス 3D

“プリクエル・トリロジーにはなんとなく違和感を抱いてたけど、ちゃんと観たらスター・ウォーズらしい面白さがあった”

遠い昔、遥か彼方の銀河系で…

の始まりでおなじみの、スター・ウォーズ・サーガの第一部(通算4作目)を3D化した映画です。

共和国と通商連合は貿易関税のことで摩擦が強くなり、業を煮やした通商連合は見せしめに惑星ナブーを包囲します。

その紛争の仲裁にジェダイ・マスターのクワイ=ガン・ジンとパダワン(弟子)のオビ=ワン・ケノービが特使として派遣されますが、二人は通商連合に襲われその場から逃げます。

逃げる途中惑星ナブーで密かに暮らすグンガン族の一人ジャー・ジャー・ビンクスに出会い、彼の手引きで、捕らえられそうになっていたナブー元首のプリンセス・アミダラを助け、惑星を脱出しますが、通商連合の攻撃で船が故障し、惑星タトゥーインへ立ち寄ることになります。

タトゥーインで船を修理するための部品を手に入れようと立ち寄ったクワイ=ガンたちはジャンク屋で奴隷の少年アナキン・スカイウォーカーに出会います。

 

自分の中でスター・ウォーズはルーク・スカイウォーカー達が活躍するエピソード4~6(通算1~3作目、オリジナル・トリロジーとも呼ばれる)が絶対的な存在で、その後に制作されたエピソード1~3(プエルクル・トリロジーとも呼ばれる)になんとなく違和感を抱いていたことや、エピソード1~3が公開された頃はあまり映画館に足を運ぶということがなかったので劇場でも、DVDなどでも観たことがなかったのでした。

2011年秋、これまでに制作された6作を新たにマスタリングしたBlu-rayディスクが発売されました。その時に全作買おうかと思いましたけど、プリクエル・トリロジーが3D化され劇場で公開されるらしいという情報を聞いたので、オリジナル・トリロジーだけ購入しました。(ただし、このリマスタリングとあわせて、一部のシーンで修正が行われたことについてファンからは賛否があがっているようです)

前置きが長くなりましたが、食わず嫌いで遠ざけていましたが、実際に観たら意外と面白かったです。

まず、プリクエル・トリロジーの位置づけですが、オリジナル・トリロジーから時代をさかのぼり、オビ=ワン・ケノービを主人公に、アナキン・スカイウォーカーが成長し、暗黒面に堕ちていくまでを描いたものということです。

このエピソード1のストーリーはエピソード4(新たなる希望)と共通した要素や展開が織り込んであるように思います。

共和国と敵対する勢力に捕らえられそうになるお姫様、ジェダイ・マスターとジェダイの素質を持った青少年の出会いと思わぬ活躍、秘密めいた彼の生い立ち、ジェダイ・マスターの死、暗黒面やシスの暗黒卿の脅威などは共通しているように感じます。

エピソード1の公開の時に大まかな話は知っていて、自分の中では“エピソード4の二番煎じなんじゃないか?”って思い込んでいましたが、作品へのイメージが変わったのはオリジナル・トリロジーのBlu-rayを観てからです。

オリジナル・トリロジーのBlu-rayにはサブ音声と字幕でジョージ・ルーカスやスタッフ、キャストの解説が収録されています。

この解説の中で制作・監督のジョージ・ルーカスは、映画を作っていくにあたって、いろいろな神話や伝説をヒントに“普遍性のある物語にすること”、今までの宇宙を舞台にした映画で無機質的だった宇宙の世界に“現実感を持たせる”ということを強く意識したと話していました。

当初の公開当時と違って映画を観るのにハマってしまったこと、Blu-rayの解説によって作品への考えが変わったこと、もともと3Dでなかった映像がどのように3D化されるかに興味があったことで、観るにいたったわけです。

オリジナル・トリロジーでお馴染みの、R2-D2やC-3PO、マスター・ヨーダ、ジャバ・ザ・ハットも登場し、キャストもオリジナルと同じでケニー・ベイカー、アンソニー・ダニエル、フランク・オズなどが起用されているのは嬉しいですよね。

またおなじみのタトゥーインが舞台になり、オリジナル・トリロジーでも登場した種族が登場したりするのも嬉しいですね。欲を言えばルークとハン・ソロ達が出会った酒場は登場して欲しかったなーと思いました。

でも、タトゥーインでアナキンが参加するポッドレースはなかなか迫力やスピード感がありましたね。絵のスピード感もすごいですが、実際のレーシングカーの音を合成しているところはスター・ウォーズらしい音作りだと思います。もちろん、クワイ=ガンの助言でアナキンがレースに優勝するという展開もなかなかの見せ場で面白かったですね。

クワイ=ガンとオビ=ワンがダース・モールと対決する場面は高いところにある幅の狭い通路ですが、これもエピソード5、6のルークとダース・ベイダーの対決を思い出しちゃいますね。ダース・モールは続くエピソード2以降も出てくるのかなと思いましたが、あっけなくやられちゃいましたね。

エピソード1は少年のアナキンがジェダイになろうとそのスタートラインに立ち、一方でシスの暗黒卿が脅威になるというエピローグだと言えるでしょう。

マスター・ヨーダはアナキンに危険な面を感じてジェダイになることに反対します。エピソード4~6を知っている人はその理由はわかってしまっているのですが、マスター・ヨーダの態度はアナキンの将来には何かありそうだと匂わせていますね。

そしてアナキンの母親は自然にアナキンを身ごもったとクワイ=ガンに話しますが、アナキンの出生に関することを隠しているように思います。そのアナキンの出生の秘密と、母親の運命の行方も気になるところです。

エピソード4~6が先に作られてしまっているので、この先のストーリーのある部分はわかってしまっていますが、それでもちゃんと観たらスター・ウォーズらしい面白さはちゃんとあって、今までの食わず嫌いは払拭されて、観て良かったなと思います。

また、エピソード4~6の音楽を担当したジョン・ウイリアムズが引き続き音楽を担当しています。もちろんオープニングのテーマは顕在ですが、曲調もエピソード4~6とどことなく似ている感じがするので、ああ、やっぱりスター・ウォーズなんだなって感じがしました。

ところで肝心な3D映像ですが、もともと3D映像を意識して作られた映像ではないので、効果が抜群だったかというと、ちょっとビミョーな感じがしましたけど、あまり大げさにするというよりもごく自然な感じの3D映像だったといってもよいでしょう。

最近知ったことですが、3D化されるのはエピソード1~3だけでなくエピソード4~6も対象となっていて、毎年1本ずつ公開されるということで楽しみになって来ました。

しかし、オリジナル・トリロジーの熱烈なファンには、思いの強さ故にDVD等にされる際のオリジナル映像の改変、プリクエル・トリロジーの存在、そしてジョージ・ルーカスの取り組みに対してかなり批判的な人も多いようです。

スター・ウォーズファンの思いの強さをテーマにしたドキュメンタリー映画“ピープルVSジョージ・ルーカス”が3月31日から新潟・市民映画館シネ・ウインドで公開されるのでこちらも観てみたいと思っています。

 

2012年03月16日 T・ジョイ新潟万代にて鑑賞
★★★★☆
議会の場面にE.T.いたよね?

原題:Star Wars Episode I: The Phantom Menace
監督・脚本:ジョージ・ルーカス
音楽:ジョン・ウイリアムズ
キャスト:リーアム・ニーソン、ユアン・マクレガー、ナタリー・ポートマン、ジェイク・ロイド、イアン・マクダーミド、キーラ・ナイトレイ
1999年(オリジナル)、2011年(3D番版) アメリカ作品

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「STAR WARS エピソード1 / ファントム・メナス 3D」への10件のフィードバック

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