猫物語(黒)

猫物語(黒)

西尾 維新 (著), VOFAN (イラスト) 

講談社BOX

2010年07月29日発売

 

 

【物語】

 ゴールデンウイークの初日、いつものように妹の月火から起こされた阿良々木暦はしばし月火と欲求不満や恋について相談をします。どういうわけか暦は月火からお金を借りてエッチな本を買いに行くことになりました。

 本屋に向かう途中で暦が命の恩人としている、眼鏡で三つ編みで成績優秀で真面目な委員長の羽川翼と出会います。猫の亡骸を見つけた翼は暦に手伝ってもらい猫を埋葬します。

 そして、このときから翼は猫に猫に魅せられ、これまで詳しく語られなかった空白のゴールデンウイークの出来事が明らかになります。

 

【感想】

 前巻の偽物語(下)は夏休みの時期の話でしたが、この話は化物語よりさらに前のゴールデンウイークに時間がさかのぼります。

 時間軸はさかのぼるというのに暦と月火の会話の変態度がパワーアップしているのは気のせい?

 寝起きからパンツ&おっぱいトークとは一体どんな兄妹なんだ(笑)

 しかも前巻に引き続き「お兄ちゃん、妹のおっぱい触り過ぎ!」って、そんなことが日常茶飯事なの?もうなんか君たち過ごすぎるよ。

 翼の名台詞「何でもは知らないよ。知っていることだけ」のには、誰もが何かしら知ってはいけないことがあることを暗示しているように感じました。暦が翼の家に入ったときのショックはその禁忌に触れてしまったからなんでしょうね。

 あとキスショットさん(暦を吸血鬼にした吸血鬼)幼女形態になってはじめてのセリフで、「ぱないの」とか「まいうー」とかって一体そんな言葉はどこで覚えたの?なんか残念な初セリフだ(笑)

 最後翼のために命がけで怪異に立ち向かった暦の心意気、ピンチの暦を救って怪異を吸収したキスショットさんの貫禄を見せつける強さは凄かったですね。

 最後の一文で「人が怪異だと思えば怪異になる」というのが、月日が暦の相談を受けて言おうとしていただろう「恋だと思えば恋なんだ」と結びつき、なるほどと思いました。

 駄菓子菓子、「おっぱいが手を揉む」その発想はなかったわ。

 

コメントを残す