夢の宮 ~始まりの巫女~

夢の宮 ~始まりの巫女~

今野 緒雪 (著), 久下 じゅんこ (イラスト) 

コバルト文庫

2011年09月01日発売

 

 

“夢の宮”シリーズは、“マリア様がみてる”シリーズの著者今野 緒雪(こんの おゆき)先生が、マリみてシリーズを書き始める前から続いているシリーズです。

マリみてのカバー見返しにちゃんと載っていましたが、あまり意識してなかったのでこのシリーズは知りませんでした。

この本は約6年ぶりのシリーズ新作とのことです。

 

【ストーリー】

いつの頃か分からない昔、とある国の後宮でのお話です。

それぞれの国は隣接する国との争いをできるだけ起こさないようにと、国王は王女を隣国へ嫁がせ同盟を結ぶという政略結婚がならわしとなっていました。

鸞(ロアン)国の若き王である理圓(リエン)は、龠(ユエ)国の国王に招かれました。

龠の国王は理圓に6人の王女を紹介し、気に入った者を嫁にもらってほしいと頼みます。

しかし、龠の国王が紹介した6人の王女は側室との間にもうけた娘であり、もう一人正妃との間にもうけた7番目の王女は巫女として神に仕えています。

そのため龠の国王は7番目の王女は嫁がせることも会わせることもできないと、その存在を理圓に隠します。

理圓は7番目の王女の存在を知ってしまい、好奇心から彼女のことを調べさせます。

 

【感想】

マリみて以外の今野先生の作品を初めて読みました。

また、こういう舞台設定の物語を読むのも初めてでした。

シリーズの既刊は読んだことないのですが、それでもかなり楽しめました。

理圓と鈴琳(7人目の王女)の恋物語はラブコメとはまた違った趣があって良いですね。

鈴琳の思いつきに理圓も付き合ったり、世俗に慣れていない彼女をいたわる理圓との夫婦の関係は相思相愛でうらやましいです。

後半はたたみかけるように盛り上がって、とラストの締め方がドラマチックでした。

凛としているというか、清潔感のある感じの文章はさすが今野先生ですね。

 

 

 

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