フルメタル・パニック! アナザー1

フルメタル・パニック! アナザー1

賀東招二(原案・監修),大黒 尚人 (著), 四季 童子 (イラスト)

富士見ファンタジア文庫

2011年08月20日発売

 

 

都立陣代高校に通う市之瀬達哉は機械いじりの好きな普通の高校生。彼は担任や父親からから大学進学をすすめられますが、父親の会社に就職することを決めていました。達哉は夏休みに父親の会社が請け負った山間の拡幅工事でパワー・スレブという人型の重機を運転し仕事を手伝います。

同じ頃達哉達の工事現場の近くで、自衛隊と自衛隊が訓練のインストラクションを依頼した民間軍事会社が、アーム・スレーブ(人型兵器、以下AS)の戦闘演習を行っていましたが、自衛隊のASが突如暴走し、達哉達の現場に襲いかかります。

 

この話はライトノベルの定番ともいえる「フルメタル・パニック」のスピンアウトで、本編の戦いが終わった10年後という設定になっています。

著者が賀東先生から大黒先生に変わりましたけど、それでもフルメタ人気はすごいですね。

発売日の夕方仕事が終わってから、アニメイトに買いに行きましたけど、売り場にほんの数冊残っていただけだったので、危うく買いそびれるところでした。

著者が変わって大丈夫なのかなと思っていましたけど、賀東先生が監修に入っているし、著者の大黒先生は新人ですが、熱烈なフルメタファンというだけではなく、賀東先生が白羽の矢を立てただけあってオリジナルの空気感やテンポ感は見事に引き継がれていましたね。

オリジナルから十数年後という設定ですが、そこかしこにオリジナルにつながるエピソードや設定があるので、オリジナル知っている人はニヤニヤしちゃいますよね。

たとえばあのクラスのムードメーカーが達哉の担任だとか、あの部活動の話が伝説になっているとか、民間軍事会社の社長があの人だとか、鋭い人はもっと気づいたかもしれないですね。

それに読んでいてうすうすそうじゃないかなと思ったけど、クララのお父さんってあの台無し野郎なんですね(笑)

本編の展開ですが、達哉がいきなりASに乗って大活躍って某ガンダムみたいですけど、その後の訓練でみせたガッツや火事場のクソ力はなかなかのものですね。

また、ヒロインのアデリーナはクールなツンデレ(デレは今のところあまりない)なのですが、社長の命令を真に受けてコスプレしちゃう天然さもいいですね。

この二人の性格って、オリジナルのあの二人の性別と性格を入れ替えたものなのかな?とか思っちゃいます。

オリジナルの七光りではなく、これはこれで面白いシリーズになりそうですね(もちろんこの巻も十分に面白かったですよ)。

すでに重版決定とか2巻発売予定とかすごい勢いでこれから楽しみです。

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