化物語(下)(ライトノベル)

化物語(下)

西尾 維新 (著), VOFAN (イラスト)

講談社BOX

2006/12/04発売

 

この本は“なでこスネイク”と“つばさキャット”の二編が収録されています。

“なでこスネイク”は、恋愛がらみで呪いをかけられ蛇にとりつかれた中学生の千石撫子(なでこ)を暦や神原(かんばる)が助けようとする話。

“つばさキャット”は、成績優秀でいたって真面目な暦のクラスメイトの羽川翼に猫が憑依し、また暦を襲った吸血鬼の忍が失踪する話。

 

感想

暦とヒロイン達の会話がオモシロすぎます。

特にひたぎとお父さんの車の中で交わす会話が、さりげなくかつ無理やり「ひたぎさん」と呼ばせる所は笑えます。

それぞれのキャラクターの個性は会話の中で表現されていますが、それがブレることもなく、なおかつマンネリ化することもありません。

そんなところは作者の語彙の豊富さや言葉遊びの得意なところがあらわれているのかと思います。

撫子は他の人達と怪異との関わり方が違っているけど、一度関わったからにはこの先暦たちが遭遇する怪異からは抜けられないのかな。

翼もまたブラックになるかもしれないですね。

怪異と人間の心理の関わりが物語のバックボーンになっていることが、楽しい会話とうまくメリハリがついていると思います。

撫子のイラストは陰影の使い方や撫子の表情がとてもいいですね。

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