バカとテストと召喚獣9.5

バカとテストと召喚獣9.5

井上 堅二 (著), 葉賀 ユイ (イラスト)

(ファミ通文庫)

2011/6/30発売

 

 

x.5巻とつく巻はサイドストーリー短編集なんです。本編は試験召喚戦争がメインとなってきているので、ギャグに特化した短編集は笑いどころ満載です。

もう、電車の中とかで読むのは危険すぎます。思わず噴いてしまうばかりでなく、自分では気がつかないうちにニヤニヤしているのを他人に気持ち悪がられたりするので、一人でいるときに読むことをおすすめします(笑)

 

【僕と子供と召喚獣】

この巻では一番笑える話しでした。いかにもバカテスらしい短編ですね。

2人の遺伝子情報を使って、子供型の召喚獣を呼び出す実験のお話。

せめて瑞希と美波の子供型召喚獣がどんなだったか作者に書く間すら与えずさらっていく美春の行動力には笑えました。

翔子と雄二の召喚獣に「しょうゆ」と名前をつける翔子のセンスも爆笑。

その他、木下姉弟、ムッツリーニと工藤さん、美波と美春の召喚獣なんかは、もう遺伝子情報じゃないよねっ(笑)

でも、明久と一緒に召喚しようと周囲の目を一切気にせず「「坂本(君)とは子供をつくったのに!」」と必死に迫る瑞希と美波でしたが、物語的にはどちらも実現しなくてよかったのかなと個人的には思います。

しかし子供召喚獣のイラストがないのは納得がいかないなー。

 

【僕と姫路さんとある日の昼下がり】

両親が旅行で長期不在の間、瑞希は明久の家に預かってもらうことになりました。その中のとある1日のお話。

たまには学園から離れたラブコメっぽいシチュエーションの話もよいですね。瑞希の可愛さを満喫できる話です。

料理を手伝おうとする瑞希と、それをなんとしても避けようとする明久の会話は笑えます。

明久のエロ本選びにまで付きあおうとする瑞希、一途で可愛らしいけど、ある意味怖いよ(笑)

個人的には雄二の介入はなしにして、もっと瑞希と明久の様子を書いて欲しかったかなー。

ゲームショップの可愛いアルバイトとか気になります。

せっかく瑞希に勉強を教えてもらって宿題の出来も良くなったのに、鉄人に不自然だと怒られるのは明久らしいですね。

 

【僕と土屋家と揺れない心】

明久と雄二はどちらが平常心を保っているかと喧嘩になり、その決着を付けるためムッツリーニが二人を自分の家に招くお話。

美波のしらじらしいセリフと、納得が行くまで何分も凝視してしまう美波のイラストにムッツリーニの本気さを感じました。でも美波かわいそうだよ美波。

秀吉のモノマネで「…………自分……ツンデレ、ですから」は爆笑。

ムッツリーニの兄や妹の物語への絡みが少なくでちょっと残念。機会があったらムッツリーニ家の内情を知りたいですね。

 

【俺と喧嘩と不思議なバカども】

明久や雄二たちが入学した頃のお話。7.5巻の話を明久や雄二の視点から描いています。

シリアス路線で美波の周りに溶け込めない辛さや明久の優しさや真っ直ぐなところが出ていていいです。

明久が入学式にセーラー服で来た理由がものすごーく気になります。

 

【カラーイラスト】

髪型を変えたからって誰にアピールするのか詰め寄る瑞希と美波、“異性”というところを否定する久保くんと美春は笑えます。イラスト的には美波のショートツインテなかなか良いです。芳賀先生GJ!

【文月新聞】

Fクラスの回答率とか異端審問会の検挙率とか不要なプロセスを省くとか笑えます。鉄拳情報講座の玉野美紀の回答はウケました。

【あとがき】

いろいろネタバレします。井上先生がいろいろなものを失いながらこのシリーズを執筆しているということがよく伝わってきますが、なんか笑えます。

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