劇場版神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まない

2ちゃんねるやニコニコ動画などで注目され、絶賛ブレイク中のバンド“神聖かまってちゃん”の曲をモチーフとした映画です。ストーリーはいくつかの話が並行して描かれエンディングに集約されていくというものです。

ストーリー1 神聖かまってちゃんのマネージャーのツルギさん

 

ライブまであと1週間というのにヴォーカルのの子は電話にも出ず、ミーティングにも姿を現さない。

 

そんな中大手広告代理店から、引きこもり撲滅キャンペーンの応援ソングとして大々的に売り出さないかと話をもちかけられます。

 

しかし応援ソングは彼らの曲を万人受けするように改作しようというものであり、かまってちゃんのオリジナリティーを大事にするツルギさんは大いに悩みます。

ストーリー2 母子家庭の親子

保育園に通う子どもは別居中の父親がおいていったパソコンを常に肌身離さず持ち歩き、いつもかまってちゃんの動画を見ています。

母親は昼はビルの清掃、夜はショーパブのダンサーとかなり体に無理をして働いているけど、生活は結構厳しい。ショーパブの仕事の休みの日に仕事を入れられそうになったことを拒否して、ショーパブダンサーの仕事を失いそうになってしまいます。

子どもが熱中しているかまってちゃんの動画は保育園の友達に波及して、他の園児に悪い影響だとしてこのままでは保育園を退園させられると追い込まれます。

ストーリー3 プロ棋士を目指す女子高生

進学校にいるため周りの友達はみんな大学へ進学を目指す中、将棋の全国のアマチュア選手権を決勝まで勝ち上り、進学せずにプロ棋士を目指します。

父親からは進学しないことについて激しく反対されたり、兄はずっと自分の部屋に引きこもったりで、家の中は結構荒れています。

ある日彼女は彼氏にかまってちゃんのライブにいかないかと誘われます。しかしその日は選手権の決勝戦と重なってしまい、彼女はライブのことや決勝戦のことなど悩みます。

この3つのストーリーは小気味よく切り替わりながら展開されていきますが、自分の大切なものを守り抜こう、自分の気持ちをつらぬきとうそうということが共通しているように感じます。

彼らが直面している理不尽な世界がかまってちゃんの世界観とうまくあっているようにも思います。

それぞれが人生の大きな転機に直面し、悩みながらもそれを乗り越えようとする強い思いが、ラストの神聖かまってちゃんのエネルギッシュなライブに集約されていく様子は見終わった後に爽快な気分にさせてくれます。

神聖かまってちゃんは名前は知っていたけど曲は聴いたことがなかったのですが、なかなか個性が際立っているバンドですね。(この映画で使われているライブ映像は2010年9月19日にニコ生でネット配信もされたようですね)

マネージャーのツルギさん役の劔 樹人さんは本当に神聖かまってちゃんのマネージャーをやっていて、新潟市の出身ということです。6/11には新潟市民映画館シネ・ウインドにやってくるようです。

あとプロ棋士を目指す女子高生を演じた二階堂ふみさんは、かなり演技力があるように思います。これからが楽しみですね。

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