シルビアのいる街で

今日はそれほど気温は上がらなかったと思いますが、ジメっとして過ごしにくい一日でしたね。新潟も梅雨入りしたのでしょうかね。

昨日は“劇場版神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まない”を観てきましたけど、今日も新潟市民映画館シネ・ウインドに行ってきました。

 

6年前にバーで知り合った女性“シルビア”との再会を期待してフランスの古都ストラスブールを訪れた一人の青年。

彼はカフェで彼女の姿を探します。そしてカフェを出て行く彼女らしき女性の後姿を見つけて後をつけるのでした。

 

ストーリーはシンプルでこれといったオチはないのですが、とにかくこの映画は映像や音がとても斬新なのです。

まず1カットはパーンやズームをすることなく、固定したアングルで描かれています。しかも1カットの長さが長いです。

古くからの建物や石畳みの小さな路地、ガラスに映りこんだりライトレールの窓越しの風景などが街やそこに住む人々の表情をとても美しい映像に仕上げられています。

セリフや音楽はほとんどありません。街に住む人の息遣いや衣擦れまで聞こえてきそうな“穏やかな街の喧騒”をとても立体的に使っていて、あたかもそれが音楽であるような感じすらします。

この映画はほとんど説明的なところがないので、例えば青年とシルビアはどんな関係だったのか、シルビアはどんな女性だったのかも分かりません。もちろん最後にシルビアとの再会は果たせたのかもわかりません。

そこは観た人がそれぞれに思い描くということでよいのかと思います。あちらの方ではカフェで半日とかおしゃべりして過ごすような方も多いでしょうから、この映画を観た後にこの作品のことをあれやこれやカフェで語るネタにはいい映画なのかもしれませんね。

それにしても6年も前にバーで出会ったどこの誰かも分からないし、離れている間連絡をとっていたわけでもない女性の姿を求めて、思い出の地を訪れるってなかなかにロマンチックな主人公ですね。

この映画の舞台のストラスブールって街の中には車はほとんど入ってこないように規制がしてあって、古くからの街並と穏やかな街の喧騒などがとても心地良い街のように思います。

残念ながらこの映画は国内では新潟での上映が最後のように思います。でもDVDはリリースされているので、レンタルショップなどで見つけたら是非この映像美をお楽しみください。

映画“シルビアのいる街で”公式サイト

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