神さまのいない日曜日V

神さまのいない日曜日V (富士見ファンタジア文庫)

入江 君人 (著), 茨乃 (イラスト)

 

主人公のアイたちと一緒に旅をして、アリスとディーは故郷にやってきました。

アリスたちのクラス3年4組は、ある日がやってくると全員の記憶も行動も年齢も1年前にリセットされるということを、神様がいなくなってからずっと繰り返している世界です。

このことを知っているのはクラスの中でアリスとディーだけで、アリスはアイの助けを借りて、仲間たちをこのループから救おうとします。

 

アリスやディーたちと共に、アイは3年4組に編入します。しかも子持ちのスカーまで制服を来て一緒に編入ってなかなか笑えます。(でもイラストはかわいいです)

クラブ活動などいままで経験したことのない学園生活をたのしむアイの様子は13歳のまだ無邪気な側面を見せる女の子らしいと思います。

そんな学園生活を送りながらこの世界の謎を探求しますが、どう頑張ってもリセットされる以前の情報が手に入らず苦労しています。

アリスはこのクラスを救いたい(=ループから抜け出したい)と願いそれはアイやディーの力を借りて実現します。

しかし、ここで明らかになったのはアリスとディーの秘密でした。

この物語の中でディーはアリスへの想いを打ち明けつつも決別し、アリスは独りになります。アイはアリスを救いたいと願ったのですが、それはアリスが望んでいたというのはほろ苦いものを感じます。

最後のアリスがアイに投げかけた言葉は、自分の望みが叶えられなかったからなのか、それともアイに恋心を持ってしまったからなのでしょうか。

アイの世界を救う旅はまだ続きますが、そのなかでアリスはどう関係してくるのか、ディーがつくろうとしている世界がどうなっていくのかこれから楽しみです。

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