映画“SOMEWHERE”

新潟ではここしばらくアカデミー賞やカンヌ国際映画祭で話題になった作品の公開が続いています。 
ソフィア・コッポラ監督の“SOMEWHARE”がこの土曜日にようやく公開となりました。上映期間も短く上映回数も少ないので公開日にサクっと観てきました。

【ストーリー】

人気俳優のジョニー・マルコはフェラーリに乗り、ビバリーヒルズのにある数々のスターが宿泊した高級ホテル“シャトー・マーモント”で暮らしています。

ホテルでは毎夜友達集まりパーティーが行われ、呑んだくれて気に入った女性と寝るというような生活を送っています。

そんなある日彼のもとに娘のクレアが訪れて、しばらくの間一緒に過ごすことになります。

映画『SOMEWHERE』 予告編

【感想】

この映画は、円形のサーキットをフェラーリが何周もするというシーンから始まります。正直これを観たときに「何、この映画」とか思っちゃいました。

繰り返されるパーティー、一夜明けてベッドで目覚めるシーンが繰り返されるのですが、特別情感に訴えるような盛り上がりもなくジョニーの日常が繰り返されます。本当に淡々としていて感想を書くのが難しいくらいです。

自分的にはこれはT・ジョイよりシネ・ウインドでやる映画じゃないかと思うくらいでした。

そんな時気まぐれに彼のケータイには、発信者不明で“天狗になってるんじゃない”“何やってるんだこのヘタレが”というような彼を侮蔑するようなメッセージが届きます。

華やかですが退廃的でどこか満たされない日常の中に気まぐれにメッセージが届く様子はシュールな感じもしてきます。

後になって考えるとこのメッセージはかれの心の空虚さを暗示しているように思います。もしかしたらジョニー自身の心の声なのかもしれないですね。

父と娘が過ごす時間は楽しさや愛情に溢れていて、この映画の監督ソフィア・コッポラ自身の父との思い出へのオマージュも込められているように思います。(ソフィアは父のフランシス・フォード・コッポラと実際にシャトー・マーモントで過ごしたことがあるそうです)

音楽もFoo Fighters、The POLICE、T.Rexなど往年のロックが随所に使われていてます。特にエンドロールに流れるブライアン・フェリーが歌う“Smoke Gets In Your Eyes”はジョニーの大切なモノを失ったことへの気持ちがよく出ているのではないでしょうか。

自分の中で最も印象的なのは冒頭とラストで使われるフェラーリの排気音と融合するミニマルミュージック的なオーケストラの曲です。このサウンドがジョニーのどこか満たされていない心の様子を表しているのかなと思います。

観ている最中はあまりあれこれ感じるところがなかったのですが、後から思い起こすといろいろと思い浮かぶことがあって、後からじわじわと効いてくる作品でした。

ジョニー役のスティーブン・ドーフも、成功者ではあるが、酒や女にはだらしなく、ダメなところと優しいところを持ち合わせた飾らないキャラクターを素朴に演じていて好感が持てます。

クレア役のエル・ファニングも父親と過ごす時間をうれしさや楽しさに満ちた様子をよく演じています。また、話題の“SUPER8”にも出演していてどんな表情を見せてくれるのか楽しみです。

【おまけの近況】

土曜日は通院でしたが、前回の通院の際奥さんが一緒に行くということで医師と自分の家での様子を話したようです(自分はその時は同席していなかったので何を話したかよくわかりません)。 
通常は調子はどうですか?的なことを訊かれて薬を調整するという診察ですが、今回の診察は今までとは違って家でどうしているかなど訊かれてちょっとしんどい診察でした。 
家では家族(特に子ども)と顔を合わせるとついきつい物腰で嫌味を言ったりするので顔を合わせないようにしています。奥さんも自分と子どもたちと食事は別々にとらせるなどしているようです。 
ですから家での様子など訊かれてもなかなか答えづらいというのが正直なところです。

ネットで一日断食の記事を見ました。このごろ吹き出物ができやすかったりするので、この土曜日にやってみました。今朝起きたらちょっとスッキリした感じがしています。いきなり断食をするのではなく、その数日前から少しずつ食べる量を減らして準備するのがポイントです。また、断食が終わると空腹でたくさん食べたくなりますが、断食後は食べる量を少しずつ量を増やしていくことも大事だそうです。

気分的に重荷になっている市民グループの仕事もあと1月もすると終わりそうです。今まではなかなか終りが見えずイライラすることも多かったのですが、終りが見えてくると少し気分が前向きになりますね。

コメントを残す