映画“その街のこども”

3月3日に観たもう一本の映画です。
「その街のこども 劇場版」
予告編を観て気になっていました。
 
【物語】
広島へ出張に向かう新幹線にて突如なんとなく新神戸で降りた勇治(森山未來)み、追悼の集いに参加するために新神戸で降りた美夏(佐藤江梨子)。
この二人はなんとなく出会って、夜の神戸の街を追悼の集いの会場まで歩きながら、それぞれの震災の体験や思いを話すというロードムービー的な映画です。
 
【感想】
悲劇のヒロインもいない、ピンチを切り抜けたヒーローでもない二人ともごく普通の人という役柄です。二人が話す会話もごく普通の人から出てくる言葉です。
 
震災のことを忘れようとして生きてきたが、それを乗り越えなければいけないという思いでこの地を訪れた美夏にたいして、勇治はもう自信のことはどうでもいいやという感じで比較的冷めている感じです。
 
そんな二人がすれ違う自分の体験や思いを話しながら、つかず離れずの距離感やその空気感がとても繊細でひきこまれました。
 
震災のことと向きあって乗り越える、震災のことを忘れようとする。どちらがいいということはないと思います。なぜならどちらも本当だと思うからです。
 
でも震災で多くの人が今でも心を痛めています。
忘れようとすればするほど自分が辛くなるのかもしれません。
時間はまだかかるのかもしれませがいつか乗り越えなければならないと思うんです。
 

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