認知行動療法について少し学んできました。

11月3日に認知行動療法に関する一般市民向けの勉強会に出てきました。

先日まで受けていたカウンセリング(一応3回ほどで終わりましたが)は認知行動療法によるものでしたが、どんな考え方でカウンセリングを行っていくものなのかなど知っておくのも悪くないと思い参加しました。

自分より心の病気についてよくご存知の方もいらっしゃると思いますが、自分なりに書きとめておきたいこと、気づいたことを羅列しておきます。

詳しくお知りになりたい方は認知行動療法(ウィキペディア)などをご覧ください。

認知行動療法の特徴(配布資料より)

  • 誰にでも分かりやすく、客観的なデータをとる(記録する)ことで、心の中に抱えている問題を外に出してあげる。
  • 認知行動療法は有効であることが科学的に実証されている。
  • 記録した情報をもとに、問題の解決にむけてセラピストとクライアントが一緒に知恵を出し合う。

例えば、

「他の人が自分のことをどう思っているか不安だ」

「人前で何かするときに過度に緊張してしまい、変な人だと思われていないか」

「この前失敗したから、また今度失敗するのではないか」

「今、このくらいのことしかできないから、一生このままダメなのではないか」

などの不安を抱えているとします。

その不安を抱えている人に「そんなことはないから大丈夫」というのは言っても無意味なのです。

認知行動療法は原因を探してその原因を解消しようというものではなく、今の状態でどうしたらいい方向に向かえるようにするという発想のものです。

一般に不安は時間が経てば小さくなっていきます。

認知行動療法の一つの方法としてはあえてその人を不安にさせるような状況を実際に体験してみて、そのときどんなセリフがあたまをよぎったか、その後●分後の不安の度合いを記録していきます。これによって客観的なデータをとります。

この記録についてセラピストとカウンセラーが話し合いながら、問題解決のための知恵を出し合うのです。

【勉強会の中で出された事例より】

思春期の子ども達はファミレスやファストフードショップに行くことには何の抵抗もないように大人は思います。

実際ファミレスなんかで周りの他人が「自分の話はつまらない」「格好がダサい」などと思うのではないかと思うと、とても耐えられなくなり席をたってしまう子どもも意外と多いとのことでした。

そんな子ども達をあえてファミレスに行かせ、1分ごとに周りの人をチラ見して何回目があったかを記録していきます。(これがいわゆる客観的なデータ)

5分間に5回目があったら、相手は自分を見ていると思うか?じゃあ、5分に1回だったらどうか?

などデータに基づいてカウンセラーと子どもが他人の目が気になるという思い込みと事象として起きていることのギャップについて話し合います。

話し合いを重ねながら、

どんな話をしたら面白いと思うか、どんな格好ならダサくないのか?

たまたま座った隣の席の人の話に聞き耳を立てたり会話に加わってくるか?もし加わってくるとしたらどのくらいの確率なんだろうか?

など子どもの受け止め方をいい方に向けていきます。

【うつと認知行動療法】

うつとはどんな状態なのか

気持ちが過去にとらわれすぎている。

過去にとても辛い思いをして、その中で何をしてもいい方向に向かわなかったという経験や思いから、何をやっても駄目なんだろうと過去から自由になりきれていない。

【認知行動療法のうつへのアプローチ】

「どうせやったって意味が無いんだろう」と思う何かを実際に試してみる。小さなことから徐々に実行してみてどうだったかを記録する。

記録をもとに、何をやってもだめだというのは思い過ぎであるということに気づく。

しかし、どんなうつ状態の人でも認知行動療法は有効かというとそうではありません。

寝てばかりで何もできないような状態の人に認知行動療法を行なおうとしても逆効果です。

まずは精神科等で診察を受け、薬の服用や十分な休養をとり、ある程度回復をしてから認知行動療法に取り組んだ方がよいようです。

そんな状態の時はなかなか本を読むなどできませんが、気の向いたときに認知行動療法はどんなものなのかというのを本やネットで予め知っておくことは、実際に認知行動療法に取り組むのに有効なようです。

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