映画“名前のない女たち”

ここしばらくなんとなく平日に休みたいなと思っていました。仕事が嫌だったりきつかったりするということはないのですが、有給休暇も思っていたより消化していないし、1~2月は忙しくなるので、これから年末にかけて少し休みをとろうと思って今日は有給休暇を取りました。

昨日の日曜日は家から一歩も出ることなくごろごろしていました。今日も一日ごろごろしていてもいいかなとも思いましたが、観たかった映画を観る機会がなかなかないので思い切って出かけることにしました。
朝奥さんが出勤した後に、アニメのDVDを少し観て、生姜紅茶を保温タンブラーにいれて出かけました。
昨日から天気は荒れ模様で今日は特に寒かったので、新しく買った古着のコートを初めて着て出かけました。温かくていいですわ。

さて、今日観た映画は、企画物のAVに出演するAV女優の生きること様子を描いた「名前のない女たち」です。

企画物のAVというのは端的にいうと、タイトルに女優名がつかない作品のことです。AVには年間およそ1万人が出演すると言われていて、そのうち一人で出演する女優は5%ということらしいです。

主人公は、冴えないOLで家では離婚した母親から嫌われる地味な女子が渋谷でスカウトされ、ルルという芸名でAVに出演する純子。彼女はオタク系というキャラづくりをして、コスプレしてAVに出ることで違う自分になれたような感覚になります。
主人公と対照的なのは男に貢ぐためにAVに出演する元レディースのリーダーの綾乃です。

作られたキャラクターで別の自分になりきるルルを綾乃は不愉快に感じ、あたったりします。

ルルは徐々に人気が上がっていき、ますます作った自分のキャラクターにのめりこんでいきます。

そんなある日綾乃はルルに「どんなにキャラを作ったって、自分が空っぽなら空っぽなままでしかない」と言い喧嘩になります。

ルルはファンであるストーカーにつきまとわれるようになり、そのせいで会社にもAV出演がバレてしまいます。

また、家では母親が男を連れ込むところを目撃し、その影響でますますルルというキャラクターにのめりこんでいきます。

人気が上がっていくとともに、今までより過激な撮影を求められたルルは綾乃の部屋をたずねて生きることへの考え方などを言い合い打ち解けあっていきます。

そんな中二人はそれぞれ別の事件に巻き込まれてしまいますが、映画ではその結末ははっきりとは描かれていません。

公式ホームページによるとAVに名前のでない女優の一本あたりの出演料はお小遣い程度にしかならず、人気が出なければ即使い捨てであり、ハードな内容のショックで自殺してしまう人もいるリスクの高い仕事だというのに、スカウトに応じる人は増えている人のことです。そんな人達は自分の心の隙間を埋めるためだったり、別の自分になってみたかったりでそこを自分の居場所にしてしまうようです。

自分も仕事に行きたくないときは自分の気持を押し殺して仕事に行こうと自分を作ってしまいます。しょっちゅうあるわけじゃないけど人前に出るときも自分を作ったりしてしまいます。

そんなことが続くとストレスに押しつぶされそうになったり家族にあたったり、時には誰にも迷惑をかけないで自己の存在をなかったことにしたいとか思ったりします。こんな人生って楽しいんだろうか?夢を持てるんだろうか?って思います。

あるがままの自分で生きるということにぶつかっていかなければいけないのだなと感じました。

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